ムーチー

かりゆし企画

2010年01月22日 17:17

沖縄で旧暦の12月8日に作られるムーチー(鬼餅)。 練ったもち米粉を平たくのばして、サンニン(月桃)やクバ(蒲葵・ビロウ)の葉に包み、蒸すというものです。 厄払いにかまどや仏壇などに供え、健康を祈ります。

ムーチー(鬼餅)の由来は ・・

昔、首里の金城に兄と妹が住んでいました。 兄は大里に移ってから,人を食う鬼となりました。
 兄が首里をたずねてきたとき、妹は鬼を退治するために、ふつうの餅と鉄でできた餅を用意しました。 兄には鉄の餅を出し、自分はわざと着物のすそをひらいてすわり、ふつうの餅を食べました。

鉄の餅が食べられず困った兄は、妹の下の口を目にして 「それは何か」 とたずねました。 妹が 「上の口は餅を食べるため、下の口は鬼を食べるためのものです」 と答えると、兄はびっくりして、がけから落ちて死んでしまった
・・・ というお話。

今ではムーチー(鬼餅)は、街のお菓子屋さんで一年中売られています。


友人が送ってくれた手作りのムーチー
サンニンの葉でつつんであります。とてもよい香りがします。

最近は、黒糖、トゥナチン(とうきび)、紅芋、うっちん の ムーチーがあります。

それぞれ、ほんのりと甘くておいしい。蒸し器でもう一度蒸して、いただきました。


今年も健康になるでしょう。