



3月4日の「ゆかる日 まさる日 さんしんの日」は、沖縄文化の原点“さんしん”をキャッチフレーズに平成5年に琉球放送に勤めていた、『上原直彦』氏が提唱。
「さんしんの日」は平成17年1月に商標登録される。
3月4日は、覚えやすい語呂合わせ
ゆかる日は、佳かる日、佳日(縁起のいい日・めでたい日の意)
まさる日は、優る日・勝る日、重ね言葉。
「さんしんの日」の生みの親 上原 直彦(前琉球放送ラジオ放送部局長)が長年の構想を実現。
沖縄中をひとつに出来るものはないか。ある年の夏、甲子園球場で高校生ら球場全体が8月15日に黙祷をささげる姿から3月4日「さんしんの日」の発想が生まれましました。
終戦記念日、慰霊の日は、宗教の枠を超えてすべての人々が平和を祈る。
その同じ想いができるのではないか。その発想から古典音楽の代表曲「かぎやで風(かじゃでぃふう)」(祝いの席では欠かせない曲)を正午から各自報音で演奏(唱)。
ラジオには、時報音という便利でしかも正確なものがある。その音を使わない手はないと遊び心から誕生しました。時報音の最後の音がさんしんの調弦C調と同じくするところから最後の音にあわせて「かぎやで風」をスタートします。
1993年(平成5年)第1回の「さんしんの日」から平成23年の第19回「さんしんの日」まで、(午前11時45分〜午後9時まで)RBCiラジオでは、公開生放送を展開。
時報音は、正午から午後8時までの9回「かぎやで風」を演奏(唱)。
主会場、読谷村文化センター鳳ホールでは、古典音楽・民謡・琉球舞踊各界とも会派・流派を超えて協力・出演。
ベテランから若手までの歌者も登場。又、回を重ねる毎に県内はもちろん県外、海外へも大きな広がりを見せる。ラジオカーで県内各地の「さんしんの日」をレポートします。
「さんしんの日」は、これまで福岡、長野、大阪、神戸、名古屋、神奈川、東京、札幌、ハワイ、シカゴ、ブラジル、ロサンゼルス、南アフリカ、インド、フランス、北京、タイ、上海、ドミニカ共和国等と電話をつなぎ各地の「さんしんの日」を紹介しました。
床の間に飾ってあるさんしん、眠っているさんしんをこの日だけでも一斉に弾くことができたらという壮大なロマンです。
時報に合わせて一斉に「かじゃでぃ風節」演奏の後は各部に分けて出演者が変わります。
出演者は、下記の通りです。
第一部(11:45分〜)読谷村文化センター 鳳ホール)主会場
前川守賢、饒辺愛子、よなは徹、伊藤幸太(囃子・杉田園)知名定人、島袋達也、徳原清文、佐渡山真紀
野村流古典音楽保存会
島袋流千尋会島袋光尋、君子琉舞練場
第2部(午後2時50分〜)
八重山古典民謡保存会
仲宗根豊、国吉真勇、我如古より子、多田あつし、宮良康正、松田一利、山里ユキ、金城恵子、饒辺勝子。
読谷村文化協会
野村流音楽協会
宗家眞境名本流眞薫結の会眞境名結子琉舞道場。
第3部(午後5時46分〜)
国吉源次・宮古民謡研修会、大工哲弘、大工苗子、金城実、金城洋子、松田弘一、松田しのぶ、大城綺織、望月智。
南城市玉城前川流伝統芸能保存会、
ゆいゆいシスターズ、フォーシスターズ、神谷幸一、玉城一美、でいご娘
野村流伝統音楽協会
玉城流翔節会玉城節子流舞道場。
また、主会場のロビーでは、格安の三線販売や三線鑑定など様々な企画もやっています。
さんしんの日の模様はRBCiラジオでは午前11時45分から午後9時まで鳳ホールの主会場を中心に県内外でさんしん文化を祝って演奏会しているでしょう。
「さんしんの日」を長時間共有しようという壮大なる番組です。
尚、RBCテレビ・ネットでもご覧になれます。テレビは午後6時からのRBCニュース番組の中で生中継されます。
公式ホームページはhtto://www.34day.com/ で配信。短文投稿サイト「ツイッター」でも最新情報を流す企画的なものまで沖縄から全国にさんしんの音が鳴り響きます。
今日の3月4日は19回を重ねたサンシンアニバーサリーデーを楽しみましょう!
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