




子供が生まれて初めてのお祝いを『満歳祝事』【まんさんすーじ】と言います。
1歳の誕生日は、タンカー祝いと呼びます。
語源は、沖縄の方言では、向かい合いのことを『タンカー』と言います。
沖縄で古くから赤ちゃんの一歳の誕生日の御祝いは特別な意味を持ちます。
1歳を迎えるお子さんが、向かい合って座る事が出来るということから、『タンカー祝事』【タンカーすーじ】と名付けられたそうです。
健康祈願も行いますが、赤ちゃんの性格と将来の職業を占う特別な儀式があるのです。
トートーメー(仏壇)の前で座卓に筆、算盤、秤、小銭、盛り飯等を置き、子供が一番最初に取る物で、その子の将来や性格を占う儀式
筆を取ると文学関係か画家。
算盤をとれば商売人。
御飯をとれば食べるのに困らない。
筆や本をとれば学者になる。
時代によって並べる物はかわるらしいのですが、家族や親戚は最初にとるものは何だろう?と興味津々で見守るのです。
最近では、楽器、パソコン、等も見られます。
親は子に将来の希望を託して一番取りやすい場所へ希望の物を置くが、不思議に子供は取りにくい場所の物を回り込んで取ったりするので大笑いとなる。
最近は、この儀式を行うところもへっているようです。
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