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菊酒

2011年10月05日

Posted by かりゆし企画 at 18:59│Comments(0)

菊酒のルーツはおそらく、三世紀ごろには成立していた中国の伝説であろうと思われる。
魏の武将鍾会は自作の詩の中で菊の美点を列挙し「菊酒は神仙の飲み物」と謳い、また後世の民間伝承では、魏の初代皇帝曹丕は幼時は非常に虚弱で長生できないと思われていたが、菊酒を勧められて服用した後は強健となり長じて魏の皇帝となったという。


日本へは平安時代に中国から伝わり、宮中の儀式として貴族は重陽の節句に「菊の着綿」といって菊の花にかぶせた真綿で体をこすって健康を祈った。


その際天皇が臣下に菊を浸した酒を下賜し、体をいたわった。


江戸時代には諸大名が重陽の節句に長寿を願って9月9日に登城して祝儀を菊酒で祝うようになり、その習慣は庶民にも広まった。


農山村においては、特に秋祭りと結び付けられてこの習慣が定着した所が多いものの、江戸などの都市部では定着するに至らなかったのではないかと考えられている。



ちなみに菊に薬効があるとして、現代の中国でも菊の花を乾燥させて茶葉に混ぜるなどした「菊茶」が飲まれるが、日本の菊酒の場合は普通生花を使う。


現在は日本の一部の料亭などで食用菊を浮かせた菊酒が客に供されることがある。


旧の九月九日で、菊の葉を酒盃に浮かべ、、仏壇や神様にお供えして、
家族の健康・長寿・無病息災を祈願するのが「菊酒」の行事です。

旧暦九月九日の菊酒は、首里王府の琉球国由来記で、中国起源だと紹介されてい、「九月九日に、山に登って菊酒を飲むと、災難から逃れられる」と、記されているようです。

自分自身のことでも、家族の事でも何か気になることがある時は、常に火の神様などにお願いしてますが、首里の一二支の神様や護国寺・波之上宮・安里八幡・天久宮・識名宮・末吉宮・普天間ぐうなどの神様に出向いて健康願いなどをお願いしています。

年間行事でも今日の菊酒の日に、ちゃんとお供えして身近で簡単に誰もがお願いする事が出来るのは、本当に良い事だと私は思えます。




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