

今日は旧暦の12月24日でクリスマスイヴ…ではなくて
『御願解き』ウグヮンブトゥチという、『火神』の昇天をお手伝いします。
火の神様が天に帰り、家庭で起こった一年間の出来事や功罪を天の神様に報告するのだそうです。
そして旧暦の1月4日に戻られます。
帰省みたいなもんですかね。
沖縄の台所には火の神様が祀られております。
家庭で起こる出来事は真っ先に『火神』にご報告し、一番身近でもっともお世話になっている神様だと思います。
御願解きでは、この一年の成就した事を感謝し、年頭からのお願い事を解きます。
火の神が昇天し天の帝に良いことのみをご報告するよう御願して、新しい 年には力を増してお戻り下さいと拝むのです。
やり方としては
まず屋敷内を清め、『火神』周辺の掃除を済ませ、香炉もきれいにします。
そして、チャーギ(イヌマキ)の活け、お水、塩、お酒も新しいものにかえます。
準備するものは
●白紙(習字紙)三枚重ねたものを横に折り、それを縦に四等分にしたもののうちの三組を使います(三枚一組を三組)これは帳簿になります。
●お線香は12本3本の線香を組合せ『十五本御香』三組と『三本御香』を七組
『十五本御香』で御願を解き、『三本御香』七本で天への七橋を架けて昇天させます
●洗ったお米(水で7回すすいだお米)
◇はじめに『十五本御香』を供えて、年頭でお願いしたことを下げ、今年1年無事に過ごせたことへの感謝の祈りをします
◇『三本御香』を前の線香が消えない内に次々と横並びに供えます。
ひとつ立てるごとに祈ります。橋をかけるイメージで。
■『御願解き』の祝詞(グイス)は、それぞれ、ちがいますが、
例えば、
『サリ、ウートートー』
(住所と干支と名前)を告げます。
今年(干支)年の感謝を心より申し上げます。
年頭にあげました願いは神々のお力をいただき叶えていただきました。
なにぶん未熟者ですので失礼はあったと思いますが、この拝みで許してくださいますように。
来年は今年以上に、家族のため、世の人のために力を注ぎます。
清らかな米、水、酒をお供えし感謝申し上げます。
これから天へ七橋をかけさせていただきますので昇天されましたら○○家の家庭円満、1年中平和でよい家庭であったとご報告してください。
不足があれば火の神様で補ってください。
また、年が明けましたら天より今年に勝って福の神、徳の神をお連れになってお戻り下さい。心よりお迎えいたします。
『サリ、ウートートー』
とまぁ。こんな感じなのですが、祈願の時の祝詞に決まり事はないので気持ちを込めて祈ればよいのだと思います。
さて、22日が『年の夜』晦日で23日が旧正月、26日が旧暦の1月4日で『火神』の迎え
1月30日は旧暦の1月9日「七日の節句」雑炊をお供えします
2月7日は、『十六日』(あの世の正月)と盛り沢山の行事です。
先日、沖縄の神事に詳しい女性とお会いしたのですがとても褒めていただきました。
『あなたはちゃんとやっているから大丈夫だねぇ』
『だぁ見てみよう』
といって背中に手を当てて何やらブツブツと言っておりました。その後『はっさ、上等!あんたは元気さぁ』と太鼓判を頂きましたよ。
あと「あんたは年寄りみたいになっているよぉ」とかいろいろ面白いことを言っておりました。
確かに自分は、先輩方とのふれあいが沢山あるみたいだ。
判らないなりにも勉強しつつ拝みをしているのですが
正しいやり方、間違ったやり方というのがあるのかどうか。。。
願いは叶う!想いは届く!と信じているので大丈夫でしょう。
最近はとても良い縁に恵まれていまして素敵な出会いや再会があってすごく充実しています。
火の神様やご先祖様に感謝です。
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